旋律的 林巧公式ブログ

旅とおばけと音楽と、小説とごちそうと物語について。

黄昏広場のカフェでおしゃべり

ようこそ

オランダの道端に停まっている荷台に積まれた自動演奏楽器。夕暮れどきの広場にオルガンと鐘と太鼓の音色を響かせます。ここが街のみんなが集う“黄昏広場”です。 「旋律的(はてなダイアリー)」が、こちらに引っ越しました。“カテゴリー”のリストは、スタイ…

続“おばけのいない人生”

世界と人生をあれこれ考える時に“〜である(のある)人生”と“〜でない(のない)人生”という対義的二分法で考えてみる。たとえば“おばけのいる人生”と“おばけのいない人生”。ほんとうに恐ろしいのは“おばけのいない人生”だ。おばけのいない人生(世界)が恐…

panino的

「panino的」始めました。

作家の“かもめーる”

筒井康隆氏より、朝日新聞朝刊で7月13日に連載がスタートする小説「聖痕」についての文章が、スイカの切手の日本郵便“かもめーる”で届いた。題字と絵は、ご子息の画家、筒井伸輔氏が担当するとのことで、今日、朝日新聞に予告記事が出ている。 かつては、そ…

3月11日

衝撃は時間の手触りをかえてしまう。二〇一一年の三月十一日、午後二時四十六分が、半年も、一年も、もっとずっと前の、あるいは先の、次元を異にする遠いところであるかのように、今となっては感じられる。 胸のなかに、手がかりとしてあるのは、もう十六年…

アジアシリーズと西宮球場

ふと思い立って、東京ドームへ出かけた。 この時期(11月中旬)、プロ野球のアジアチャンピオンを決めるアジアシリーズが、二〇〇五年から毎年、行われていて、一昨年あたりから気になっていたのだ。日本代表の西武ライオンズと、台湾代表の統一ライオンズが…

ロシア語の巧くん

「ピアノ・レッスン」という小説のなかに、アンドレイ・レヴィツキーというウクライナ人のピアニストが出てきて、彼がピアニストとして楽譜にサインをする、物語上、重要なシーンがある(サインは筆記体で、小説のページに、そのままあらわれる)。そのアン…

キッチンからはじまる旅

毎朝、ぼくは目覚めると、まずコーヒーをポット一杯分、淹れて、それから家族全員の朝ごはんをつくる。メニューは日によって違う。イギリス・パンと野菜スープであったり、スパゲティ・カルボナーラであったり、ホウレン草を使った翡翠炒飯であったり、カル…

紅楼夢のこと

この世に、終わらぬ宴(うたげ)はない。飲み干せぬ酒樽もなく、静寂に帰らぬ管弦すらもない。美男も、美女も、老いさらばえる。今、ここにある、官能の悦びに身を捧げても、後が空しいだけ。……その隘路(あいろ)を抜け出すためには、読み終わることのない…

Dusk Squareについて

このDusk Square(ダスク・スクエア)は学校が終わり、一日の仕事を終えた、街のみんながひと休みしてゆく、“黄昏広場”です。この街角広場(Square)には、いつも誰かと待ち合わせをしているひとや、友達と笑い合っているひとたちや、キスを交わしているカッ…