旋律的 林巧公式ブログ

旅とおばけと音楽と、小説とごちそうと物語について。

三字熟語の三拍子

h_major2013-03-25

朝飯前の煙草屋で交響詩
レコードは33と散文の1回転
ピチ、パチ、プチ


有頂天の一本足が一目散
豹よりも速く、雹(ひょう)よりも冷たい
三拍子の白拍子


兎小屋の居心地は桃花水
赤い目でどんぶりこ、アウフタクトは白い耳
いち、に、さん


生意気な野次馬は一枚岩
ポリフォニックは黄色い囁き
やいのゆいのよいのわいのゐいのゑいの


八百長と紙一重の絵空事
わざと負けるは、いつでも勝つこと
uno(ウノ)、dos(ドス)、tres(トゥレス)


春爛漫の理不尽な線条痕
金色の瞳でみつめる、螺旋の擦り瑕
引くも引かぬもトリガーの関


醍醐味の酢醤油は酸辣湯(スアンラータン)
蓮華でひと匙、銀河の心にぴりりと沁みる
一(イー)、二(アル)、三(サン)


大好物は仕舞屋(しもたや)の店屋物
狸のカツ丼に、狐の卵とじ庵(あん)かけ蕎麦
遠くの親戚より、そばのけもの


瀬戸際も往生際も金輪際
会うも、別れも、ピルエット
un(アン)、deux(ドウ)、trois(トロワ)


地下鉄は銅鑼灣(コーズウェイベイ)から油麻地(ヤマティ)へ
カメラを構える、舞舞螺(まいまいつぶり)の千里眼
一(ヤット)、二(イー)、三(サム)


不協和は下属音の三連符
フェルマータでバスを待つ、ほろ酔いのアレグレット
uno(ウーノ)、 due(ドゥ−エ)、 tre(トレ)


早乙女と益荒男(ますらお)が夢心地
クララも、ジゼルも、ボレロも数える
ひとつ、ふたつ、みっつ